Council of Europe

欧州人権裁判所

1953年発行の欧州人権条約(European Convention on Human Rights) に基づいて1959年にフランスのストラスブールに設置された国際裁判機関。欧州評議会(Council of Europe)の司法機関。
ヨーロッパ人権条約によって定められた市民的、政治的権利の違反を主張する個人や国家からの申し立てについて決定を下す権限がある。
1998年以降、常設裁判所となり個人からの申し立てができるようになった。
欧州評議会加盟国は、欧州人権裁判所の最終判決に従う必要がある。
つまり、一国の最高裁判所の判決をくつがえすことができる国際裁判所であり、その判決が欧州加盟国に与える影響は甚大なものがある。
代理出産に関する裁判例として、Mennesson v France 及び、Paradiso and Campanelli v Italy がある。

 

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文献

Andrea Mulligan 2018 Identity Rights and sensitive ethical questions: the European convention on human rights and the regulation of surrogacy arrangements. Medical Law Review 26 (30): 449-475. Link