Ecuador

国土

面積25.6万平方キロメートル。人口1,776万人(2021年、IMF)。首都はキト。

 

宗教・民族

欧州系90%,欧州系と先住民の混血8%,アフリカ系2%。(総人口のうちヨーロッパ系白人が87.7%、黒人が4.6%、インディヘナおよびメスティーソが2.4%を占める。極僅かながら日系人等のアジア系も存在する。)公用語はスペイン語。憲法で政教分離,信仰の自由が保障されている。カトリック教徒が大多数を占める。

 

政治・経済

1825年にスペインから独立。立憲共和制、19県で構成される。一人あたりGNI 17.380米ドル(2018年,IMF)。面積や総人口は南米の国家としては小規模だが、チリに続いてラテンアメリカで二番目に生活水準が安定しているとされ、政治や労働は南米で最高度の自由を保っているとされるが、近年、銃器を使用した強盗が年々増加するなど治安が悪化している。

 

年表

エクアドルの生殖補助医療 関連年表

1992 初めての体外受精児がグアヤキルで誕生する。
2013 ARTに言及した法律として、Ley 19. 167/2013 が出された。
2019 同性婚が認められる

 

 

体外受精

エクアドルで体外受精が利用できるようになった後、10年間は、体外受精クリニックの規制は事実上存在しなかった。唯一の規制法である2002年民法は、「受精卵の操作」を禁止しており、胚の凍結保存などを制限するものであったが、実際には、体外受精クリニックは、事実上、国家機関からの監視や干渉を受けずに運営を続けている。
体外受精は 1992 年以来、既知の 11 の不妊治療センターを通じて使用されている。2014年に514件が実施されている。

 

代理出産

Ley 19. 167/2013のArticle25にはgestational surrogacyについて言及がなされている。依頼女性が子宮に問題があるケースを除いて代理出産は無効だとされている。有効なケースは、夫婦どちらかの二親等以内の女性に受精卵を移植するケースで利他的なものに限られる。この場合、依頼者は裁判をへずに出生証明書に自分たちの名前を記載することができる

 

法律

 

Link

Republica Oriental del Uruguay. Poder Legislativo, Ley No 19167 Técnicas de reproducción Humana Asistida 2013  Link

エクアドルの生殖補助医療(Dr. Pedro Pablo Valdivieso Mejia)Link

 

文献

Elizabeth F.S.Roberts, 2016 Resources and race: assisted reproduction in Ecuador. Reproductive Biomedicine & Society Online, 2: 47-53.  Link