国土
国土面積は、11,300平方キロメートルで、人口は、約264万人(2021年:世銀)である。首都はバンジュール。
宗教・民族・人種
民族は、マンディンゴ、フラ、ウォロフ、ジョラ、セラフリ等。公用語に英語。他にマンディンゴ語、ウォロフ語、フラ語等が使用されている。宗教は、イスラム教が90%、キリスト教・伝統宗教10%である。
生殖補助医療技術
ガンビアでは、不妊症は増加傾向にあり、1998年の推定有病率は9%、2012年には12%である。
最近の研究で、排卵誘発、卵管結紮反転、子宮内人工授精(IUI)などのあらゆる形態の不妊治療を提供している医療施設は66%に過ぎないと示された。しかし、現在、ARTサービスは提供されていない。特に、農村部では不妊治療サービスが大きく不足している。さらに、不妊症に関する医療従事者の知識は少なく、体外受精(IVF)などのより高度な不妊治療サービスに関する知識もほとんどない。不妊治療を行う正式な訓練を受けた人材が著しく不足している。
国全体ですべてのリプロダクティブ・ヘルスを改善するためには、訓練を受けた体外受精専門医や胚培養士の育成と農村部における基本的な不妊治療サービスをすべての患者に提供できるような政府の支援が重要である。
文献
Haddy Bittaye, Jason P Mooney, Anna Afferri, Julie Balen, Vanessa Kay (2023) Introducing assisted reproductive technologies in The Gambia, a survey on the perspectives of Gambian healthcare professionals and medical students. BMC Health Serv Res 23(1):203. Link