Guatemara

国土

面積は、108,889平方キロメートル(北海道と四国を合わせた広さよりやや大きい)人口は約1,658万人。北にメキシコ、北東にベリーズ、東にホンジュラス、南東にエルサルバドルと国境を接しており、北東はカリブ海に、南は太平洋に面する。首都はグアテマラシティー。先コロンブス期にはマヤ文明が栄えた場所として知られている。

 

政治・経済

GDPは約687.5億ドル、一人あたりGDPは約4,153.0ドル。グアテマラはエルサルバドルと並んで中米では経済的に中位の国である。国民総生産の4分の1を農業が占める。農業は輸出の3分の2を占め、また労働人口の半分が従事する。主要産品は、コーヒー、砂糖、バナナである。治安は悪い。世界で159番目である。2013年には5252人が殺害され、メキシコからの麻薬組織の流入、ギャング団の跳梁などにより、治安は深刻な状況にある

 

宗教・民族・言語

マヤ系先住民46%,メスティソ(欧州系と先住民の混血)・欧州系30%,その他(ガリフナ族,シンカ族等)24%。言語はスペイン語が公用語とされており、国民の6割程度が使用している。残りの4割は先住民族の言語を使用する。地方では特に21種類のマヤ系言語が用いられている。宗教は、国民の3人に2人がローマ・カトリック教徒で最も多い。しかし、近年ではプロテスタント信者の人口の伸びが著しい。

 

年表

生殖補助医療 関連年表

 

体外受精

 

法律

 

代理出産

ARTについても代理出産に関しても法律はない。Civil codeによれば、産んだ女性が母親とされている。代理出産が、実際に行われているとすれば、体外受精を使わず、代理母と夫が性行為をして妊娠する。そして、合意のもと、依頼者の子として登録が行われる。これは明らかに法に反しているが、出生証明書を精査するシステムがなく事実上規制が難しい。
または、養子を行う手続きもある。しかしかつては養子は容易であったが、decree77-2007により、養子手続きは子の利益の観点から厳しく規制されることとなった。あるいは、夫が子を認知すれば、妻はその子を養子にするのが容易である。こうした形で、実際には行われているとみられる。
近年、グアテマラで法規制がないことを利用して代理出産エージェントが入ってきているとの報告がある。

 

精子・卵子提供/出自を知る権利

 

Link

Jaime Tecu and Elenora Lamm 2013 Guatemala. Katarina Trimmings and Paul Beaumont(ed).International Surrogacy Arrangements. Oxford and Portland, Oregon. Link