Kyrgyzstan

国土・経済・社会

中央アジアに位置する旧ソビエト連邦の共和制国家である。首都はビシュケク(Bishkek)。かつての正式国名はキルギスタン。
国土面積は19万8,500平方キロメートル(日本の約半分)、人口は約600万人。
GDPは約66.5億ドル、一人あたりGDPは約1,112.8ドル。

 

民族・宗教

キルギス人が72.6%、ウズベク人が14.5%、ロシア人が6.4%、その他が7%である。その他にはドンガン人、ウイグル人、タジク人、トルコ人、カザフ人、タタール人、ウクライナ人、高麗人、アゼルバイジャン人などが含まれる多民族国家である。宗教はイスラム教(スンニ派)が75%、キリスト教正教会が20%、その他が5%である。キルギス語が国語で、公用語はロシア語である。

 

年表

生殖補助医療 関連年表

2007 About the reprocuctive rights of citizens and guarantees of their sale
2013.10 キルギス議会が、代理出産法案を承認
2015 Law of the Republic of Kyrgyzstan No. 148 on Reproductive Rights of Kyrgyz Republic Citizens (Law No. 148)

 

体外受精

2015年の法律には、下記のように記載されている。

・婚姻カップルは互いに同意して不妊治療を受ける権利がある。
・配偶子を保管して使用することができる
・婚姻年齢に達した国民は、自らの配偶子を保管する権利を持つ
・配偶子を保管した人物が死亡した場合は、父母、兄弟姉妹、配偶者がそれらを使用する権利をもつ
・人工授精に関わる情報は秘密である
・人胚を商業的、軍事的産業的またはその他の理由のために産出することは禁止される
・望まない妊娠を防ぐための不妊手術を受けることができる

 

法律

 

代理出産

代理出産は合法である。

・医学的理由により妊娠できない場合に代理出産を依頼することができる
・代理出産契約は公証される必要がある
・代理母が結婚している場合は夫の同意が必要
・代理母は20歳から40歳まで、子どもが一人以上いること
・代理母は身体的にも心理的にも健康で医学的、遺伝的検査を受け合格すること
・依頼者は代理母の妊娠出産、産後に必要な費用を支払うこと
・子の出生時、依頼者は子どもの正式な親として登録される

 

精子・卵子提供

配偶子提供は認められており、2015年の法律には、配偶子ドナーは20歳から35歳まで、身体的、心理的に健康で医学的遺伝的検査に合格することが必要であると記載されている。

 

胚提供

 

Link

Law of the Republic of Kyrgyzstan No. 148 on Reproductive Rights of Kyrgyz Republic Citizens (Law No. 148) Link

О репродуктивных правах граждан и гарантиях их реализации 2007 года N 147  Link

(18条代理出産、19条配偶子提供)

 

文献