国土

1948年の国境線のイスラエルとヨルダン川西岸地区とガザ地区を合わせた地域。約6,020平方キロメートル（西岸地区5,655平方キロメートル。ガザ地区365平方キロメートル。）
人口は、約548万人（西岸地区　約325万人、ガザ地区　約222万人）。パレスチナ難民数は約639万人（2021年、UNRWA）である。パレスチナ自治政府所在地はラマッラ。

民族・言語・宗教

民族はアラブ人。言語はアラビア語である。宗教は、イスラム教（92%）、キリスト教（7%）、その他（1%）。

政治体制

政治体制は暫定自治。ヨルダン川西岸とガザ地区は分裂している。
第一次世界大戦後にイギリスがパレスチナを支配。その撤退を受け、イスラエルは1948年建国を宣言。パレスチナの７８％を支配した。70万人以上のパレスチナ人が難民となり、周辺に逃れた。1967年第三次中東戦争によりイスラエルは西岸地区・ガザ地区も占領した。1993年のオスロ合意により、1995年からパレスチナ自治政府が西岸及びガザで自治を実施。

経済

1967年以降、イスラエルの占領下にあった西岸・ガザ地域は、イスラエル経済に依存している。一人当たりのGDPは、3,517. 363ドル（2022年　IMF推定）である。国境封鎖がたびたび起こるため経済発展は進んでおらず、一人あたりGDPは停滞気味である。特にガザ地区の封鎖が厳しく貧しい。ガザ地区の失業率は45％以上である。