国土・経済・社会
通称ウガンダは、東アフリカに位置する共和制国家で、イギリス連邦加盟国である。旧イギリス植民地。1962年10月9日に英連邦王国の一員として独立した。面積は、24.1万平方キロメートル(ほぼ本州大)、人口は、約3,778万人。首都はカンパラ。総GNIは約 253億米ドル、一人あたりGNI 670米ドル。
民族・宗教
バガンダ族,ランゴ族,アチョリ族等、多数の民族。言語は、英語,スワヒリ語,ルガンダ語など。宗教は、キリスト教(60%、75%とも)、伝統宗教、精霊信仰(30%)、イスラーム(10%)、ユダヤ教が信仰されている。
土着の呪術への信仰が根強く、その呪術の犠牲として子供やアルビノの人の人体や臓器が使われるため、そのための殺人が社会問題となっている。
年表
生殖補助医療 関連年表
2004 | Dr Ubaneがベルギー人の援助を受け、Makanga clinicをKampalaに設立 |
2005 | 初めての体外受精児が誕生 |
2023 | 反同性愛法が成立 (Anti Homosexuality Act) |
体外受精
体外受精をうけられるのは一部の富裕な人々、移民を通してヨーロッパなどとつながりがある人に限られている。いずれも、法律もなければガイドラインもないため、クリニックの医師が自らの判断で治療を行っている。(現在国内に9施設のクリニックがある)
法律
体外受精や生殖補助医療 について、法律やガイドラインはない。
現在、代理出産の運用を含めた生殖補助医療に関する法案が検討されている。
代理出産
Malanga clinicでは代理出産も行っており、クリニックの隣に代理母用のアパートがある。エッグシェアリング(二人の女性で提供卵子を分ける)も活発に行なわれている。初めての代理母はFatmaという女性で、代理母を2回行い、家を購入子どもの教育にも使用した。暴力的な夫とは離婚して、イスラムからペンテコスタル教会に改宗し、その後は代理母のアパートで手伝いをしている。
精子・卵子提供
行われているが、実態は不明。白人の精子をほしがるローカル女性もいる。
一般に、代理出産の外国人依頼者は受精卵を海外からウガンダに輸送してウガンダ人代理母に移植するため、ローカルの精子・卵子を使用しないと考えられる。
Link
ウガンダにおける代理出産プログラムの立ちあげ(Ms. Lisa Stark Hughes)Link
文献
Viola Horbst 2016 ‘You cannot do IVF in Africa as in Europe’: the making of IVF in Mali and Uganda. Reproductive Biomedicine and Society Online 2. 108-115. Link
Viola Horbst & Trudie Gerrits 2016 Transnational connections of health professionals: medicoscapes and assisted reproduction in Ghana and Uganda. Ethnicity & Health 21 (4): 357-374.
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